東電の考える節約から見える意識の低さ
東電がとんでもないものを節約していた。それはオペレーティングシステム、いわゆるOSの更新料である。
パソコンを持っていて、OSのアップデート、ウイルス対策ソフト、ファイアウォールなどを施している一般的なユーザーにとっては、これが如何に愚かな対策かというのがわかるはずだ。まず、そのようなことを考える人が企業のコンピュータを管理しているという立場に驚きを隠せない。さらに、この提案を誰一人として止めるものがいなかったというのは開いた口が塞がらない。
これに待ったをかけたのが会計検査院である。当たり前ではあるが、OS(windows)の更新料は無駄な経費ではなく必要経費である。windows XPは2014年4月にサポートが終了したが、東電はOSの更新はせずにXPのままセキュリティソフト・ウイルス対策ソフトだけに頼った方法を取ろうとしていたようだ。
会計監査院の再三に渡る注意喚起により、東電はXPのサポート終了間際になりようやく全てのOSをアップデートしたらしい。
この様な普通にPCを扱っている人間、企業にとって、どれほどこの東電という会社が怠慢かつ無知な管理体制かというのがうかがえる一面であった。
我々は福島原発事故のメルトダウン・メルトスルー、計画停電などの人災、隠蔽、悪質な嘘を決して忘れない。
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