東京ゾンビ

東京に徘徊する生きる屍

最低時給は適当?

世界的に非正規労働者の時給アップデモが続いている。

アメリカのマクドナルド等に対するデモ活動で最低時給15ドル≒1800円を要求。

この流れはアメリカだけでなくイギリス、ブラジル、ニュージーランドなど世界に拡散しているようだ。

そして日本でも非正規労働者による最低時給1500円抗議デモが行われた。

現在日本の平均最低時給は798円。

少ない地域は700円弱から多い地域では東京、神奈川で900円超。

ちなみにオーストラリアの最低時給は16.87オーストラリアドル≒1500円となっている。

まぁオーストラリアの場合はその分物価も高いのだが。

 

日本の場合最低時給の800円そこそこで生活できるかといえば、答えはNOである。

日本の非正規社員の割合が4割り近くもいることを考えるとこの最低時給は無理があり異常なのは言うまでもない。

仮に時給1500円でフルタイムで働いた場合の年収は279万円、それでも300万円すら切ってしまうのである。

 

このデモの波及は世界的に労働者に認められるべき対価・報酬が見合ってない証である。

日本の労働者は一方的な『経営者側の道具』なイメージがあったが、日本でもデモ活動が実行されたのは大きな成果と言えよう。

次に答えるべきは経営者ならびに地方の役人、政府たちである。

そして日本がこの時給アップのグローバルスタンダードな流れに乗れるのか期待ではある。

 

参照

www.mhlw.go.jp

www.huffingtonpost.jp